栃木県佐野市 心療内科 精神科

認知症(物忘れ)

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認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。年をとると、多少のもの忘れはあるものですが、認知症はそういった加齢現象とは違い、「何かの病気」によって脳の神経細胞が壊れるため、正常だった脳の働きが低下していく症状や状態です。
思い出せない、憶えられない、わからない、道具や家電製品を上手く使えないなどの症状が出始め、だんだんと日常生活が上手に送れなくなってきます。
ときに徘徊やせん妄(幻覚・妄想や意識障害)などが現れると、周りの人々にも影響を及ぼしはじめます。そういった特有の症状の総称であり、「『認知症』のもとになる病気」があるのです。

特徴

記憶面

記憶力の中でもとくに記銘力障害、いい換えれば「さっきのことが思い出せない」ことが目立ちます。たとえば「夫婦で会話中に電話が鳴ったので、奥さんがそれに対応して数分後に再び席についた。そこで先刻の話題に戻ろうとしても、ご主人はその内容を思い出せなかった」というような例が典型です。また、すでに冷蔵庫にたくさん入っている食品を繰り返して買うような記憶障害の現れ方も少なくありません。

失語、失行、失認

失語とは、言葉の理解ができないこと、しゃべりたい言葉がしゃべれないことです。失行とは、運動機能に関する障害はないのに、意味のある動作、たとえば「くわえたタバコにライターの火をつけること」ができないような障害をいいます。失認とは、感覚に関した機能は損なわれていないのに、対象を正しく認知・認識できないことです。よくあるのは、方向感覚の悪さ、何度も行ったことのある娘の自宅を訪ねようとして道に迷うような例です。

実行機能障害

計画をしてその準備をし、首尾よくこなしてゆく能力、いい換えると「段取り能力」のことを実行機能といいます。そのような障害の典型例として、女性なら、料理のレパートリーが減り、限られたメニューを繰り返しつくる傾向がみられます。

認知症の精神症状・行動異常

多くの家族は、記憶など認知機能の障害ではなく、こうした問題ゆえに受診を決心されます。暴言・暴力、徘徊・行方不明、妄想などが問題になりやすいものです。こうした問題は数カ月から数年にわたって持続し、在宅介護ができなくなる直接因になりがちです。なお、それぞれの認知症性疾患には特徴的な症状があります。たとえばレビー小体型認知症では特徴的な幻視や寝ぼけ症状、ピック病なら万引きなど反社会的などが特徴的です。

 

認知症の原因

認知症の原因となる病気は様々なものがありますが、
代表的な4つは以下のとおりです。
アルツハイマー病

認知症の中でも最も多い病気といわれています。
はっきりとした原因は解明されていませんが、脳細胞が急激に減り、脳が萎縮して小さくなっていく病気です。
脳が小さくなると、知的能力が失われ、場合によっては人格崩壊までもたらす場合もあります。
多くの場合はゆるやかに症状がで出はじめ、少しずつもの忘れなどが進行します。「最近の出来事はすぐに忘れるが、古いことは比較的よく覚えている」という特徴があります。
進行すると、記憶の中だけでなく自分が今いる場所や時間、人物などの認識ができなくなり、身体的機能も低下して動きが不自由になっていきます。
しかし、進行や症状には個人差があり、数年で寝たきりになる人もいる一方で、長い間自立した生活ができる人もいます。

レビー小体病

アルツハイマー病に次いで多いといわれています。「レビー小体」とは、脳の神経細胞の中にできてしまう突然変異のことです。原因などは分かっていません。
これが大脳皮質(認知機能を操る部分)に多く広がると、最初は軽いもの忘れの症状が出ますが、早いうちから幻覚(実際は何もないのに「人がいる」「壁に虫が這っている」ように見える等)や、「1日のうちで気分の浮き沈みが激しい」などの症状が現れます。
さらに、「レビー小体」が大脳皮質ではなく脳幹に出た場合、パーキンソン病の原因となるため、レビー小体型の認知症患者にもパーキンソン病と同じ症状が現れます。

脳血管性認知症

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血など、脳の血管障害によって起こる認知症のことです。脳の血管が詰まっている梗塞巣が増えたり、大きくなったりするごとに徐々に脳の機能が低下することで認知症や運動障害が引き起こされます。原因となる血管障害は生活習慣病が原因で引き起こされます。そのため高血圧・高脂血症・糖尿病などにならないようにする事が脳血管性認知症の予防に繋がります。生活習慣の改善が重要です。また、脳血管性認知症の原因となる脳血管障害を早期に治療してリハビリを行えば、症状の進行を抑えることも出来ます。

前頭側頭型変性症(ぜんとう そくとうがた へんせいしょう)

脳の「前頭葉(前側部分)」と「側頭葉(横側部分)」がだんだん萎縮する病気です。
初老期の発症が多く、「若年性認知症」の原因として知られています。
大きな特徴は、「もの忘れ」より「決まった時間に同じ行動(常同行動)を繰り返す」「人の気持ちを考えないような行動を起こしてしまう」ことが多いようです。
本人は意識がしっかりしていて、記憶や認知機能の低下も少なく、人格変化の症状が目立つことから精神疾患と間違われることもあります。
また、「前頭葉」は、理性を保ったり人の気持ちを考えたりする部分なので、理性が保てずに思うように行動できない時などイライラして暴力をふるってしまうようなこともあります。

【 診察内容 】
・医師による診察
・記憶力の検査
・血液、心電図検査(認知症の原因疾患を調べるための検査)
・頭部MRI検査(認知症の原因疾患を調べるための検査)《佐野医師会病院と連携》

*ご家族のみの相談も可能です。事前にご相談ください。

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