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ごあいさつ

院長
地域に開かれた精神科病院へ

両毛病院は昭和2年に開設された心療内科・精神科専門病院です。平成29年に90周年を迎えました。 周囲の方達からは、比較的地域に開かれた精神科病院であるとご評価をいただいており、たいへんありがたく感じております。

当院は、看護基準15:1の病棟が2単位、精神療養病棟が1単位あり、急性期から中長期療養まで対応しております。平成19年4月末に完成の管理棟は外来部門の充実を図り、患者様が気軽に相談できるような精神保健福祉相談やお薬相談コーナーを設けました。また訪問看護コーナーは、デイケアと連携し再入院予防に役立つものと思われます。管理棟3Fには、新しい作業療法室を作り早期退院への役割を期待しております。 精神科医療が入院中心から地域中心と言われるようになってすでに30年以上が過ぎようとしています。当院は、2代目院長が戦争から復員後早々に病院の開放化、地域との連携強化に取り組み、患者様の早期社会復帰に努めてきました。早期社会復帰には昭和30年代からの地域の方々のご理解と職親さん達のご協力があり、たいへん感謝しているところです。

病院として何ができるのか

最近ではその職親さん達に加え、当事者家族会や地元の有志の方々のご協力をいただき、元当院職員数人が社会福祉法人を立ち上げ、それまで当医療法人が運営していた社会復帰事業のほとんど全てを運営移管させていただいたところです。 この法人の事業地域は佐野市だけにとどまらず足利市、栃木市にまで広がっており、患者様の地域活動参加にお役に立つものと期待しております。社会保障経済情勢の厳しい中で、患者様達が安心して生活できる環境が確保されるよう、病院として何ができるのかを常に考えて行きたいと思っております。

医療法人秋山会 両毛病院 理事長・院長 秋山恵一